Elecraft K2

All HF Band CW/SSB Transceiver Kit


目次

※製作自体は完了していますが製作記は未完です。永遠に未完かもしれません。
※改造記事の写真はそのうちに。改造は自己責任で。
⇒製作記はブログにて。


購入

 元々QRPprojectBlue Cool Radioを 買うつもりで金策に走っていましたがTramp-8のほうが気になり始め、性能と値段を考慮して、最終的にはK2を選択しました。ちょうどエレクラフトで値上げされた直後で、エレクトロデザイン(EDC)でも値上げすることが予想されたため、あわてて注文しました。本当はKAT2(内蔵ATU)やKAF2 (オーディオフィルタ)、KNB2(ノイズブランカ)も欲しいところですが、とりあえず最初はK160(160mユニット)、T1-K(単独のATU)、WA3WSJから販売されているK6XX CW Tuning Indicatorだけにしておきました。本当は内蔵ATUが欲しかったのですが、それはいずれ。またK1とKX1の改造の際に部品の取り外しの手間(苦労)に懲りたので半田吸取器「はんだシュッ太郎 HSK-100」も購入しました。先にT1を作ったのですが、間違って取り付けた部品を拍子抜けするほどあっけなく取り外せました。


製作


Preparation for Assembly <6時間30分>

 今回は日本語マニュアル(Rev.F-1 2005年10月11日)をもとに進めていこうと思っていたのですが、ざっと軽く見ただけでいくつか英語版(Revision F, January 29, 2004)と違うところがありました。内容までは読んでいませんが、「見て」気づいた範囲です。

 些細なことですが、もっと重要な箇所で間違っていたらと思うと、ちょっと日本語マニュアルのみで進める気にはなれませんでした(力作なだけに残念です)。かといって英語版と日本語版の両方を見ながら進めるのは大変なので、英語マニュアル中心で進めることにしました。もしかすると日本語版を参考にする箇所もあるかもしれませんので、日本語版の間違いについては作り終わってからEDCに報告する予定です。

 付属のマニュアル正誤表(Rev. F-8 June 20, 2006)とエレクラフトのサイトにある正誤表のバージョンが同じことを確認してから、マニュアルに正誤表の内容を書き写しました。その後、どのような作業があるのか把握するためにマニュアルを一通り(軽く)目を通しました。

 正誤表を反映した後は部品の仕分け(inventory)です。発泡スチロールの板に部品番号を書いて、各部品を刺していきます。もちろん静電気厳禁の部品は除きます。部品点数があまりに多いため、何日かに分けて作業しました。

 それにしてもいつも思うのですが、抵抗の色はよくわかりません。KX1、K1のマニュアルと違い、K2のマニュアルのパーツリストには色まで書いてありません(パーツリストにはありませんが、各パートの手順の中には書いてあります)。カラーコードも覚えていないし、表とテスターを見ながら仕分けて行きました。

 結局トータル6時間30分かかりました。部品の過不足はRFボードの820pFが1つ足りず、82pFが1つ多いだけでした。

 


Control Board Assembly <3時間50分>

 コントロール基板は特に問題も無く終わりました。仕分けた部品が正しいかその都度チェックしながら部品を取り付けました。マニュアル通りに進めると、取り付ける順番は左上から始まって右下で終わりますから、部品を配置する場所はすぐわかります。EDCのフォト工程表は初期のリビジョンで、現在のリビジョンとは細かい部分が違うため、参考にする場合は注意が必要です。

 製作に3時間35分、チェックに15分、計3時間50分かかりました。


Front Panel Board Assembly <3時間40分>

 フロントパネル基板も大きな問題もなく完成しました。一部不安だったところは、日本語マニュアルやEDCのフォト工程を参考にしようとしたのですが、いずれも狙ったかのように記述が漏れていたり部品の取り付けが間違っている(リビジョンの違いではなさそうな)写真でした。

 RF GAINに充てたポテンショメーターが不良品のようで多少ぐらつきますので、部品を取り寄せるか、K2を修理に出す機会があれば交換してもらおうかと考えています。

 緑色のフィルムは若干大きく、液晶のベゼルのネジ穴を塞ぎそうでしたので、角を斜めにカットしましたが、ネジが短いのでカットする必要はなかったかもしれません。

 エンコーダー(メインダイヤル)の半田付けについては英語マニュアルではピンをカットするように書いてありますが日本語マニュアルにはありません。RF基板にあたるかどうかわかりませんが、スタンドオフより出っ張っていましたので、英語マニュアルにしたがってカットしました。

 メインダイヤルの固定は、押し付けるとフェルトと擦れて「重く」、浮かせると「軽く」なるので、軽めに設定しました。そしてEDCさんから頂いたFinger Dimpleを貼り付けました。

 SSBオプションを取り付けなくてもマイクコネクタは必ず取り付けます。机の引き出しの奥から出てきたMコネのカバーを付けてみました。

 所要時間は、製作2時間25分、チェック15分、最終組立1時間、トータル3時間40分でした。

(裏側の写真を撮り忘れたのでまた後日)


RF Board Assembly and Test, Part I (Control Circuits)

 (完成)


RF Board Assembly and Test, Part II (Receiver and Synthesizer)

 (完成)


RF Board Assembly and Test, Part III (Transmitter)

 (完成)


Final Assembly

 (完成)


Option - K160RX

 製作完了。

 160mの追加だけでなく、受信専用アンテナの設定も出来るようになります。バンド別でRX ANT ON/OFFの設定が出来ます。


Option - KAT2

 製作完了。

 内蔵オートアンテナチューナーです。K2より後のKX1用KXAT1ではチューニング中はSWR表示、チューニング完了後はパワー表示(送信継続)しますが、KAT2ではSWR表示だけでチューニング完了後は自動的に送信停止します。


Option - KNB2

 製作完了。

 ウチではもともとノイズがあまりないので恩恵を受けたことがありません。


Option - KAF2

 製作完了。

 オーディオフィルタと時計です。時計を有効にして、時計表示中は1秒ごとにノイズが発生します。


Option - KSB2

 製作完了。

 SSBにも出られるようになって、運用の幅が広がりました。


Option - KBT2

 製作完了。

 移動中に誤って電源ONとならないように、KBT2のスイッチは奥まっていてちょっと使いづらい感があります。K2の後に出たK1のKBT1は普通のスライドスイッチなので使いやすいのですが。内蔵バッテリは1kgほどでトータルすると結構重くなりますので、移動運用用に「取っ手」が欲しくなります。


改造


出力制限

5W仕様:http://www.elecraft.com/TechNotes/DK3RED/k2_5w_en.pdf
QRPp仕様:http://www.madisoncounty.net/%7Ekj5tf/K2mWmod.htm

 通常の交信もままならないので、QRPp仕様ではなく5W仕様に改造してみました。

 コントロールパネルボードに6.8kオーム抵抗を1つ追加するだけです。出力調整の上限を5Wにする、というものです。ATUを取り付けた後、24/28MHzでMAX 4Wにしかならなかったので4.7kオームに変更しました。出力設定はMAX 6W、28MHzでは6W設定でなんとか5W出るようになりました。

 ついでにこちらも。

Optional K2 Power Control Mod: http://www.elecraft.com/Apps/Power_Control_Mod.html
日本語: QTC2001  「キット組立」→「K2のパワーコントロール改善対策」 ※ここは直接リンクさせてくれないので:-(すごく不便。

 半固定抵抗を基板の裏ではなく表側に取り付けて、調整後はそのまま残しました。


K6XX CW Tuning Indicator (CW TUNE / SPOT LED)

http://www.n0ss.net/k6xx_cw_tun_ind_smd_v2_assy-align_k2_ver.pdf

 KX1やK1にも取り付けたVisual Tuning Indicatorです。私はWA3WSJからキットを取り寄せましたが、もうキットの販売はやっていないようです(※)。

 KX1やK1ではLEDを点灯させますが、K2ではSメータの一番右側のバーを点灯 させます。でもしっくりこなかったので、K1と同じようにボタンにLEDを取り付けて(実際にはWA3WSJからLED取り付け済みのボタンを購入して)SPOT(PRE/ATT)ボタンを交換しました。

 サイドトーンは600Hzに設定しており、その付近のトーンで点灯するように調整しました(サイドトーンでは点灯しませんので調整時は要注意)。

 ほとんど聞こえないような信号でもLEDがモールスに合わせて点灯することもありますが、ノイズで点灯することも多く、LEDでのモールス解析には向いていなさそうです。

※2010年3月現在、N3EPA(Eastern PA QRP Club)でキットを取り扱っています。
 http://www.n3epa.org/Pages/K6XX/K6XXCWIndicatorKit.htm
※2011年1月現在、WB3AALがキットを取り扱っています。
 http://www.wb3aal.com/Pages/K6XX/K6XXCWIndicatorKit.htm


RIT/XIT/SPLIT LED Indicator

http://n0ss.net/k2_rit-split_led_mod_10.pdf

 RIT/XIT/SPLITの状態がわかりにくいので(特にSPLITやRITを0.6kHz以上にしているとアナンシエーターの「点滅」なので)、RIT/XIT/SPLIT ON時にはLEDが点灯するように改造しました。これもWA3WSJからLED付きボタン取り寄せて、SPLIT(A=B)のボタンと交換しました。


キージャック追加&自動認識

 トランスバーターを追加する予定もないので、XVTR IN/OUTの穴にキージャックを2つ取り付けました(ちょうどいい大きさなので)。単純にパラレルに配線しただけです。

 ついでにダイオードを2個づつ取り付けて、ストレートキー/パドルの自動認識をさせてみました。これはマニュアルに載っている方法です。元々のキージャックにはパドルを、追加したキージャックには複式電鍵とストレートキーを取り付けていますが、INPの設定を変更しなくても、ほぼ自動認識に成功しますので(たま〜にストレートキーでも「トツートツートツー」となってしまいます)、通常は「PDLn」の設定にしています。

 ちなみにダイオードは、日本語マニュアルには「1S1588など」と書いてあったので1S1588を探しに行ったのですが見当たらず、いろいろ探していたら「1S1588代品・1S2076A」と書いてあったのでそれを買ってきました。帰宅後、英語マニュアルを見ると「1N5817, 1N4148, etc.」と書いてありました。日本語マニュアルって「日本語訳 」じゃなかったんだ・・・。 5817や4148ならあった(簡単に見つかった)ような気がする・・・。


リンク集

 


Copyright (c) 2006-2007, 2010-2011 by JL3AMK.{org.net}. All Rights Reserved.