KD1JV
AT Sprint III-B
(ATS-3B)

A very small, very effective, 6 band HF CW rig

80m/40m/30m/20m/17m/15m
"ALTOIDS"サイズ・トランシーバーキット

CONTENTS … もくじ
Introduction … はじめに
Specifications … 仕様
Assembling … 製作
Enclosure … ケース
RF Output Power … 出力
Power Suppliers … 電源
License … 変更申請
Operation … 操作
Getting on the Air … 使用感
AT SPRINT
… ATSについて
Links … リンク集

(このページは作成途中でしたが、ATS-3Bを手放しましたので、今後の更新予定はありません)


Introduction 〜はじめに〜

 2007年春、ElecraftがK3を発表した。しかしSMD(Surface Mount Device; 表面実装部品)を使用しているため、半田付けが必要なキットではなく、自作PCのような組立キット(Modular, No-Soldering Kit)か完成品(Factory Assembled)になるという。 SMDの半田付けは何度か経験がある。Rock-Mite然り、K6XX CW Tuning Indicator然り。いずれも1個から数個というレベルである。仮にキットが出たとして果たして製作できるだけの力があるだろうか。SMDの無線機のキットがあれば作ってみたい。ネットで探してみると早速見つかった。AT SPRINTである。

 AT SPRINTはKD1JVが開発したALTOIDS缶サイズのトランシーバーキットだ。 初代AT SPRINT、AT SPRINT II、AT SPRINT III、AT SPRINT III-Aと経て、ちょうどAT SPRINT III-Bが発表された頃だ。ATS-3Aは売り切れ、ATS-3Bは夏発売予定ということであった。実際には少し遅れて9月に発売されたが、瞬く間に最初の100台が売り切れた。次の100台は1ヶ月少々でsold outとなったようだ。

 アルトイズ缶サイズで有名なものはSmall Wonder LabsのRock-Miteであろうが、ALTOIDS缶にぴったり納まるキットはアメリカでは意外と多い。ALTOIDS自体は日本では輸入雑貨店で目にすることが出来る。400円程度のペパーミント、シナモン等のキャンディである(が、日本人の口に合うとは思えない)。大阪府下では難波のプラザ(旧ソニープラザ)やJR新大阪駅構内(2F)のアモールパントリーで確認している。ネット通販ではワールドプラザが取り扱っている。これまでケースの加工経験がなかったが、これを機にチャレンジしようと決意し、ATS-3Bを発注した。

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Specifications 〜仕様〜

(準備中)

Frequency Coverage 80/40/30/20/17/15 meter bands
Receiver Superheterodyne
Receiver MDS 0.2uV
Small Signal Bandwidth 500Hz
Audio Band Pass Filter centered at 600Hz
Receive Current 30mA @ No Signal
Tuning Steps 50/100Hz
Split Modes RIT/XIT
Transmit Power Output 2.5 Watts at 9V, 4.5 Watts at 12V (800mW at 5.5V)
CW Shaping 2ms rise and fall time
Spurs -45 dBc or less
Transmit Current 460mA at 9V, 610mA at 12V
PA Over Current Detection at 12V
Iambic Keyer 5 to 35 WPM, selectable A or B mode operation
Keyer Memories 3 Message Memories, up to 124 charactoer total
Supply Voltage 5.5 volts minimum, 12 volts maximum
Board and One Filter Module, No Case 1.1oz
Size 3.1" x 2.2" board

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Assembling 〜製作〜

 1週間程でクッション入り封筒で届いた。パーツ一式とCD-Rが1枚。CD-Rの中にはマニュアルとファームウェアのソース、Audio Generatorというソフト等が入っていた。 紙のマニュアルは入っていないので印刷した。

メイン基板・製作

 部品はほぼ全てSMD。まずは部品の仕分けから。米粒より小さな部品だ。0805、0603、1206という3種類のサイズがある(1206は1個だけ)。Rは値が書いてあるがLとCにはない。Rに書いてある文字はかろうじて読むことが出来たが、難しければルーペはデジカメ画像を拡大するのも良い。R以外で一部どの部品かわかりづらいところがあった(そしてこれが後のトラブルへと続く)。驚いたことに、アメリカのキットにありがちなパーツの過不足はなかった。

 マニュアルに従って、 実装図を見ながらRとLを取り付ける。ハンガーと爪楊枝と輪ゴムで作ったSMDを押さえるツールを駆使して黙々と作業する。次はC。概観では容量の違いがわからないので混ざったりすると大変なことになる。ひとつひとつ順番に実装図をよく見ながら取り付ける。一部、シルクと部品の大きさが違うところがあっておかしいなと思ったものの、事前に集めた情報ではシルクに書かれた部品番号や回路図の部品番号が違うということだったので、こういうミスもあるのだろうと思い込んでそのまま作業を続けた(そしてやはりこれがトラブルの原因だった)。

 セミコンダクターでは、いきなりSA612Aの取り付ける方向がわからなくなった。pin1を示す印(点)がない。そういう場合はメーカー名のロゴで確認する(という説明がある)のだがイマイチ自信がなく、ネットで画像を探してようやく確証を得た。それぞれ方向に特に注意を払いながら取り付けて行く。

 最後はスルーホールパーツ(普通の部品)。ここも注意書きに気をつけながら取り付けていく。が、ひとつだけ見落としていた。PA (Q7, Q8, Q9)だ。ATS-3Bの2N7000にはヒートシンクを取り付けない。代わりにフラットにして基板に密着させ、基板をヒートシンク代わりにするのだが、普通に取り付けてしまった。ということに、この後のトラブルシューティング中に気が付いた。なお、このフェーズでL3の説明があるが、動作チェックの後まで取り付けないことに注意。

メイン基板・動作チェック

 メイン基板の半田付けが終わったので、半田箇所を目視確認。マニュアルに従ってチェックを続ける。が、9Vを供給しても起動しない。7セグメントLEDも光らなければ、音も出ない。各部の電圧をチェックするとあちこちおかしいところがある。半田の再加熱を行ってもNG。過去に経験したSMDはこれでOKになったのだが…。

 一発で動作させたJL1IRB氏に助けを求めると拡大画像をたくさん送ってくれた。その何枚目かを見ると明らかに私のATS-3Bと異なる箇所があった。Cの大きさが違う…。正しくはC1とL5が逆になっている。他にもC28とL6が逆だ。もしかしてと思って確認するとやはりC33とL7も逆になっていた。

 つまり部品の仕分けの段階でLとCを逆にしていたのだった。全ての部品は意図した箇所に取り付けていたが、部品の認識が誤っていた。どちらもマーキングはオレンジなのだが、注釈通りに仕分けたはずだった。容量が3つとも同じで、LとCは大きさが違うことが幸いして、トラブルの原因が判明した。早速それぞれ正しいところに取り付けなおすと、7セグは80mを意味する「8」を表示し、外部スピーカからは心地よい「−−−・・」が鳴り響いた。

メイン基板・調整

 これもマニュアルに従うだけ。周波数カウンタがないのでFT-817を10.0000MHzにセットしてReference Oscillator Frequencyを校正。そしてオシロスコープがないので、付属していたWindows用ソフトで600Hzの音を出してBFOの調整。この2つだけ。至って簡単である。

フィルタボード・製作

 バンド別フィルタボードはバンド認識用のR以外のパーツは全てその反対側の面に取り付ける。80mにはバンド認識用Rは取り付けず、オープンのまま。故にフィルタボードを取り付けない状態で電源を入れると80mとして認識する。

 1枚ずつ完成させてもいいのだが、間違いを減らす目的で、6枚まとめて部品を取り付けた。まずはC、そしてRFC。トリマコンデンサは部品取付位置の関係から、茶色は普通に取り付け、緑色は基板の反対側に仮止めする。緑色は調整後に本来の位置に戻す。

 トロイダルコアは80mから巻き始めたが巻き数が多く面倒になってきたので、ハイバンドから作り始めた。LF1、LF2、LF3の順で、巻き数を間違えないようにマニュアルに印(作業中/完了)をつけた。1バンド作っては調整を行った。

フィルタボード・調整

 調整はトリマコンデンサ2つを回して受信感度を最大にするだけ。シグナルジェネレータはElecraftのXG1しかないため、7.040MHzとその高調波のみ。それ以外はFT-817を使ったが手持ちのダミーロードでは電波が漏れなかった。止むを得ずMiracleWhipをつないだがこれでは電波が強すぎるので、ロッドを短くしてFT-817は0.5Wで送信した(余談だがWWANDはWWANDであってMiracleWhipではない。「FT-817マニアになる本」に誤解を招きそうな記述があったので念のため)。

 ダミーロードとパワー計をつないで送信すると、バンドにより若干ばらつきがあるが、単3乾電池8本で4.5W程だった(※)。出力が小さい場合はトロイダルコアのエナメル線の巻き方が影響していることが考えられる。エナメル線を等間隔に調整したり、コア全体のうちエナメル線が占める割合を変えて、調整する。

※安定化電源を使用し、40mで計測すると、上は11.3Vで5.0W(それ以上は試していない)から、下は4.1Vの0.6Wまで幅広い電圧で動作した。

反省点

 KX1/K1/K2を作った時は、マニュアルをあらかじめ読んで注意すべき点に赤ペンで印をつけたり下線を引いておいた。量も少ないから大丈夫だと思い、今回はこの作業を怠った。その結果、PA (Q7, Q8, Q9) の取付方法を間違った。

 また、取り付けた部品のチェックも、間違いなくつけた自信があったし、抵抗はともかくコンデンサは容量が書いていないので確認のしようがないと思い、全ての半田付けが終わった後にチェックしなかった。少なくともマニュアルの写真との比較ぐらいは行うべきであった。

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ケース

 ATS-3Bをどのように使うかによって、ケースも変わってくる。とにかくコンパクトにしたいのであれば電池別、オールインワンにしたいのであれば電池(やスピーカ他)込みで考える必要がある。いずれにせよフィルタボード差し替えの関係で、開け閉めは容易でなければならない。が、初めてのケース加工であるため、おそらく失敗し、作り直すことになるだろう。よって最初は深く考えずに作ることにした。

1作目

 ケースはタカチのYM-90かYM-100を使うことにした。本体だけであればYM-90、VR付きであればYM-100であるが、40mを聞いていると音の大きさに我慢が出来なかったため、YM-100を選択。電源スイッチも欲しいためSW付きVRを使用した。工具類を揃え、昼過ぎから夜までかかってようやく完成したが、予想通り見映えの悪いものになった。いずれ作り直す予定。

1作目・改

 この写真撮影後、プッシュスイッチをひとつ追加して、ボタン押下+電源投入でストレートキーモードで起動し、複式電鍵も使えるようにした。

2作目

 ALTOIDS缶とほぼ同サイズのYM-90を使用。右は電源スイッチ、AF GAIN、電圧計、プッシュスイッチ式キーをまとめたケース。

3作目

 使い勝手を考えて、1作目プラスアルファの第3作目を作成した。ケースはタカチのYM-100。1作目との違いはプッシュスイッチを追加して、単体でキーヤーを使用できるようにしたことと、DCジャックを追加して電圧の計測や、電源を落とさずに電池交換が出来るようにした点。また、ネジの代わりにローレットビスを使用してドライバーが無くてもケースの開閉が出来るようにした。スピーカも内蔵したかったのだが、アンプなしでは音が小さすぎて使い物にならなかった。

 底面にも穴をあけ、単3×6のバッテリケースを固定できるようにした。

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RF Output Power 〜出力〜

 各バンドの電圧と出力の関係は以下の通りとなった(※)。ただし、出力・電圧とも、読み取り精度の関係から「おおよそ」の値である。ATS-3Bの電圧通知機能は若干低めの電圧を通知するため、電圧の計測にはテスターを使用した。また乾電池では電圧降下を起こすため、安定化電源を使用した。電圧を4.5V程度まで落とすと受信できなくなる(発振する)ため、1W以下は測定していない。
※調整の仕方(トロイダルコアの巻き方)や個体によって差があると思われるため、他のATS-3Bも同じ傾向/結果になるとは限らない。

  80m 40m 30m 20m 17m 15m
5.0W
11.0V
12.0V
10.6V
10.5V
11.3V
11.1V
4.5W
10.3V
11.2V
9.8V
9.7V
10.5V
10.3V
4.0W
9.7V
10.4V
9.2V
9.0V
9.9V
9.7V
3.5W
9.1V
9.8V
8.6V
8.5V
9.3V
9.0V
3.0W
8.3V
9.0V
7.9V
7.8V
8.5V
8.3V
2.5W
7.5V
8.2V
7.0V
7.0V
7.6V
7.5V
2.0W
6.7V
7.2V
6.3V
6.2V
6.8V
6.6V
1.5W
5.8V
6.2V
5.5V
5.5V
5.9V
5.8V
1.0W
5.0V
5.3V
4.9V
4.9V
5.1V
5.0V

 同じ電圧でもバンドによって1W近く差があるケースがあった。定格出力は9V時2.5W、12V時4.5Wなので、若干パワーが出過ぎる感がある。特に20mの効率が良いため、運用には注意が必要(小型シール鉛蓄電池で試したところ、11.3V→10.8Vに下がったものの5W以上出ていた。満充電では未計測)。

Modification 〜出力アップ〜

 同じ電圧でも40mだけ出力が低かったため、トロイダルコアのエナメル線の間隔を変えてみたが出力は変化しなかった。そこで、AT_Sprint Yahoo! GroupFilesにKX0Rがアップロードしている"ATS-3B Filter Module Details.pdf"を参考に、出力アップを試みた。

 KX0Rは12Vで5Wの出力が得られるようにエナメル線の太さやコンデンサ、抵抗を変更している。こちらは既に5Wは出ているので手軽に試せそうなコンデンサの容量アップだけを行った。手元にあった68pFをC2Fにパラでつなぐと期待通りの数値となった。

携帯用電池ケースに収納したフィルタボード。
上段と下段で計6枚(=単3×2本×6セット)収納可。

 改造バージョンでの測定結果は以下の通り。

  80m 40m 30m 20m 17m 15m
5.0W
11.0V
10.8V
10.6V
10.5V
11.3V
11.1V
4.5W
10.3V
10.0V
9.8V
9.7V
10.5V
10.3V
4.0W
9.7V
9.4V
9.2V
9.0V
9.9V
9.7V
3.5W
9.1V
8.8V
8.6V
8.5V
9.3V
9.0V
3.0W
8.3V
8.0V
7.9V
7.8V
8.5V
8.3V
2.5W
7.5V
7.3V
7.0V
7.0V
7.6V
7.5V
2.0W
6.7V
6.4V
6.3V
6.2V
6.8V
6.6V
1.5W
5.8V
5.6V
5.5V
5.5V
5.9V
5.8V
1.0W
5.0V
5.0V
4.9V
4.9V
5.1V
5.0V

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Power Suppliers 〜電源〜

 現在、以下の電源を使用/用意している。出力は7MHz時。電圧は無負荷時。

※N503i用の充電器(5.6V/600mA)はノイズがあってNG。

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License 〜変更申請〜

 回路図をなんとか読み解き、いろんな送信機を参考にしながら、苦労して送信機系統図を書き上げた。出来上がってみればシンプルだが、今回は初めてPSK31の申請を行うため、わからないことが多すぎ、思いのほか時間がかかった。そしてTSSに保証願書を提出(投函)した数時間後から、先達(複数)の変更申請内容がブログで公開され始めた。私が作ったものとは微妙に違う・・・。果たして認定は得られるのか?

 その後。

 投函から1ヵ月後にTSSから電話がかかってきた。曰く、自作機と書いてあるがこれはアメリカのキットではないか、型番は何か、と(←話し方は丁寧であったが、このページの文体のためにエラソウになってしまった…)。なんでもDDS VFOの場合、アマチュアバンド内に収めるための方法や、(ATS-3Bであれば)どのようにPSKを実現しているか、といった確認が必要となるらしい。キットであればTSSで調べたり、今回の場合はATS-3Bについて詳細な資料を送ってくださった方が居り、型番を書いてもらえると処理がスムーズになるとのこと。"ATS-3B"と伝えると、すぐに処理するとのことであった。昼間は不在であったため、21時すぎに電話を頂いた。残業までさせて申し訳ない…。今後キットで変更申請する際は型番を書き、新しいものであればサイトのURLや商品紹介ページを印刷したものを添付するようにしよう。

 TSSからの通知が届いた6日後、総通より無線局変更通知書、無線局免許状、無線局免許証票が届いた。ただし無線局免許状は一括記載コードのため、前回の内容と全く同じ(RTTYやPSK31を追加したため、電波型式は変更あり)。

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Operation 〜操作〜

ボタン操作

 左から MENUSPLITTUNE DOWNTUNE UP 。 それぞれをクリックしたりホールドして多機能設定を実現している。

(表は作成中)

操作 機能 内容
MENU をクリック
-
Frequency Readout 周波数を通知。
SPLIT をクリック Direct Frequency Entry 周波数をパドルで入力。
TUNE DOWN をクリック Tune Mode "t"を表示。短点で送信開始、長点で送信停止 。
TUNE UP をクリック Battery Voltage 電圧を通知。
SPLIT をクリック
-
通常時: メッセージキーヤー
代替キー設定時: 代替/通常切換
 
TUNE DOWN をクリック 通常: Keyer Message 1
代替キー: Dot
通常:
代替キー(Paddle): 短点を送信
TUNE UP をクリック 通常: Keyer Message 2
代替キー: Dash or 送信
通常:
代替キー(Paddle): 長点を送信
代替キー(Straight Key): 送信
MENU をクリック Keyer Message 3  
MENU をホールドし続ける "S"でリリース Keyer Speed キーヤーの速度を変更する。
"M"でリリース Keyer Message メッセージ
"D"でリリース Digital Modes デジタルモード
"P"でリリース User Preferences SPLITでパドルの極性を反転(代替キーには影響なし)。
TUNE DOWNで通知速度設定(現在のキーヤー速度)。
TUNE UPでIambic A/B切換。
MENUでFrequency Readout methodを設定
Frequency Readout method設定:
SPLITでモールス符号、7セグメントLED
TUNE DOWNでLEDのみ
TUNE UPでモールスのみ
"A"でリリース Alternative Key SPLITで代替キー有効(パドル)/無効設定。
TUNE UPでストレートキー設定。
SPLIT をホールド
-
RIT 受信周波数を変える
ホールドし続ける XIT 送信周波数を変える
MENU をクリック RIT/XIT差分通知
TUNE DOWN を クリック 周波数を下げる -50Hz
ホールド -100Hz (700Hz/sec)
TUNE UPを クリック 周波数を上げる +50Hz
ホールド +100Hz (700Hz/sec)

 

Frequency readout (周波数読取)

 電源を投入すると、どのフィルタボードが挿入されているかモールス符号と7セグメントLEDで通知する。

BAND 通知 初期周波数 備考
80m
8
3.560MHz
"80m"の"8"。フィルタボード未装着時も"8"と通知されるので要注意。
40m
4
7.030MHz
QRP呼出周波数。アメリカもこの周波数に移行中。 日本のQRP愛好家は7.003MHz(と7.025MHz付近?)に多い。
30m
3
10.110MHz
QRP呼出周波数は10.106MHz(DXウィンドウのため、10.116MHzも使用される)。
20m
2
14.060MHz
QRP呼出周波数。
17m
7
18.070MHz
QRP呼出周波数は18.086/18.096MHz。
15m
5
21.060MHz
QRP呼出周波数。

 MENUをクリックすると、周波数を100kHz台からモールスと7セグメントLEDで通知する。「.」はモールス符号"R"、7セグメントLEDは"-"で、またゼロはモールス符号"T"で通知する。例えば"7040.0kHz"の場合であれば"T4TRT"(モールス符号)及び"040-0"(7セグメントLED)となる。

TUNE UP/DOWN

 TUNE UPまたはTUNE DOWNをクリック(タップ)すると50Hz動く。1秒以上ホールドするとオートチューンモードとなり、100Hzステップで周波数が上または下へ動いていく。速度は1秒間に700Hz。ボタンを放すと停止する。 バンドエッジになるとビープ音が2回鳴ってチューニングは停止する。USバンドバンドのCWバンドから外れるとビープが1回鳴る。

Direct Frequency Entry (周波数直接入力)

 パドル接続時は周波数を直接入力することが出来る。MENUをクリックした後、0.5秒以内にSPLITをクリックすると、Direct Frequency Entryモードに入り、モールス符号 "D"で通知し、受信音が消える。その後はパドル操作により周波数を100kHz台から始まり100Hz台で終わる4桁の数字で入力する。ゼロは"T"でも可。数字を1字入力すると、認識できた場合はビープ音が鳴り、認識できなかった場合はモールス符号"?"で通知する。"?"の場合はもう1度入力する。4桁の数字入力が終わるとその周波数の受信を開始する。DFEを中断したい場合はMENUをクリックする。

SPLIT (RIT/XIT)

 RIT (Receive Incremental Tuning) と XIT (Transmit Incremental Tuning) をサポートしており、SPLITが可能である。SPLITをホールドするとRITモードに入り、モールス符号"R"で通知する。さらにホールドを続けるとXITモードに入り、モールス符号'X"で通知し、共に7セグメントLEDは「.」を表示する。

 SPLITモード中にMENUをクリックすると、モールス符号で"R"または'X"を通知した後、モールス符号と7セグメントLEDで差分周波数を通知する。通常モードの周波数を基準として、上方向には00.0から、下方向には99.9から始まる数字を通知する。例えばRITで+0.1kHz(100Hz)の場合であれば"RTTR1"/"00-1"を通知し、XITで-0.1kHzであれば"X99R9"/"99-9"を通知する。

 SPLITモードから抜けるにはSPLITをホールドする。SPLITモードから抜けるとビープ音が鳴る。またRIT/XITの周波数は保持されないため、再度SPLITモードに入っても差分周波数は0にクリアされている。

TUNE MODE

 パドル接続時はチューンモードが使用できる。MENUをクリックした後、0.5秒以内にTUNE DOWNをクリックするとチューンモードに入る。 モールス符号"T"で通知し、7セグメントLEDには"t"と表示される。左のパドルで送信開始、右のパドルで送信停止となる。MENUをクリックするとチューンモードから抜け、モールス符号"X"で通知する。

Battery Voltage (電圧表示)

 MENUクリック後、0.5秒以内にTUNE UPをクリックすると、モールス符号"B"で通知した後、電圧をモールスと7セグメントLEDで通知する。 通知される電圧は +/- 5%の誤差がある(筆者の実測ではテスターで12.0Vの時、11.5Vを通知した)。

Selecting Keyer code speed (キーヤー速度)

 MENUをホールドすると、モールス符号及び7セグメントLEDで"S"を通知するのでこのタイミングでボタンを放す。キーヤーの速度設定が可能となる。右のパドルまたはTUNE UPで速く、左のパドルまたはTUNE DOWNで遅くする。設定は1WPM単位で変わり、速度が変化するごとにビープ音("E")が鳴る。下限または上限の速度に達すると、長めのビープ音("T")が鳴る。1秒間操作がないと速度設定モードから抜ける。

 電源投入後のキーヤー速度(=初期値)を変更するには、速度設定後、1秒以内にMENUをクリックする。

Keyer memory entry (メッセージ登録)

 MENUをホールドすると、モールス符号及び7セグメントLEDで"S"→"M"/"n"(7セグで"M"は表現できないため代わりに"n")と通知が変化するのでこのタイミングでボタンを放す。

(準備中) (入力-確認-登録)

Sending messages (メッセージ再生)

(準備中) (再生-一時停止-停止-ビーコンモード)

Digital modes (デジタルモード)

 MENUをホールドすると、モールス符号及び7セグメントLEDで"S"→"M"/"n"→"d"と通知が変化するのでこのタイミングでボタンを放す。

(準備中)

Program user preferences (ユーザー設定)

 MENUをホールドすると、モールス符号及び7セグメントLEDで"S"→"M"/"n"→"d"→"P"と通知が変化するのでこのタイミングでボタンを放す。以下の設定後、MENUを2回クリックして抜けると、これらの値は保存される(電源を切っても有効)。

 パドル極性反転: SPLITをクリックするとパドルの極性が反転する。初期値は右レバーが短点、左レバーが長点。それぞれモールス符号"N"(Normal)、"R"(Reverse)で通知する。なお、キーヤーのみに関係し、パドル操作で設定するものには影響しない。

 通知速度: TUNE DOWNをクリックすると、モールス符号の通知速度を設定できる。設定値は現在のキーヤー速度。初期値は20WPM。

 Iambic A/B: TUNE UPをクリックすると、アイアンビックモードA/Bが切り替わる。それぞれモールス符号"A"、"B"で通知する。初期値はmode A。

 周波数読取通知方法: MENUをクリックすると、モールス符号及び7セグメントLEDで"F"を通知する。この状態で周波数読取時の通知方法を設定できる。SPLITをクリックするとモールス符号と7セグメントLED(初期値)、TUNE DOWNをクリックすると7セグメントLEDのみ(この時"DO"を通知。Display Only)、TUNE UPをクリックするとモールス符号のみ(この時"MO"を通知。Morse Only)となる。

Alternative paddle or straight key (代替キー設定)

 代替(だいたい)キー設定を有効にするとTUNE DOWNとTUNE UPをパドルあるいはストレートキーの代わりに使用できる。

 MENUをホールドすると、モールス符号及び7セグメントLEDで"S"→"M"/"n"→"d"→"P"→"A"と通知が変化するのでこのタイミングでボタンを放す("A"の後はモールス符号"X"を通知して終了)。SPLITをクリックすると"A"と"n"が切り替わる。Aは代替(Alternative)キー設定で、Nは通常設定である。TUNE UPをクリックするとストレートキー設定(モールス符号"SK"で通知)となる。ストレートキーからパドルに戻すにはSPLITをクリックする(モールス符号"N"で通知)。MENUをクリックして設定モードから抜けると、これらの状態は保存される(電源を切っても有効)。

 代替キーに設定している時は、SPLITをクリックすると7セグメントLEDに"t"と表示される。この状態でTUNE DOWNをクリックすると短点、TUNE UPをクリックすると長点が送信される。ストレートキー設定時はTUNE UPで送信する。 解除する場合は再度SPLITをクリックする。

 なお、"second 100 kits"バージョンの時点では、周波数読取通知後は"t"の表示が消えるので要注意。また、Alternative keyのモードから抜けることが出来なくなったことがあったが、設定ON/OFFや他の操作をしているうちに解除できた(もしかすると単に操作ミスかもしれない)。他にも、長点(TUNE UP)送信中に短点(TUNE DOWN)を押しても短点が出ない時があったが、Iambic modeやAlternative keyの設定を変えているうちに正常に戻った。 致命的な問題として、Alternative key時は周波数読取などのモールスによる通知も送信されてしまうため、注意が必要である。

 

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Getting on the Air with the ATS-3B 〜使用感〜

作成中;今はまだただのメモ

 

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AT SPRINT 〜ATSについて〜

(準備中 )

To: AT_Sprint@yahoogroups.com
From: Steven Weber <kd1jv@moose.ncia.net>
Date: Tue, 11 Dec 2007 13:13:05 -0500
Subject: Re: [AT_Sprint] History of ATS series

The ATS series started out as a SMT project in an attempt to build a trail
friendly rig into an Altoids tin. It was built on two boards which plugged
in together, was a dual band 20/40 meter rig with relay switched filters.
The PA was a NPN SOT-223 device with a fairly low Ft, so power out wasn't
very good, even at 12 volts. Maybe 2 watts on 40 and 1 watt on 20.

Besides the low power output, the most serious problem was mechanical. The
two boards were the same size and had common connections along both edges
of the boards. Both boards had to be connected together for anything to
work, so it was very difficult to trouble shoot if something wasn't working
right. Longish jumpers had to be soldered between the boards so they could
be placed next to each other, instead of being stacked so it could be
worked on.

Dispite this, I put picutres of the rig on my then new web site on qsl.net.
It wasn't long before I was getting requests to kit the rig. Since what I
had wasn't real practical to kit or build, I went back to work on it.

The breakthrough which made the ATS rigs possible was the invention of the
square wave, logic gate driven 2N7000 PA. At last I had a PA which was
simple, took up little board space, was effiecent, had consistant power
output on different bands, worked at low voltages and used common,
inexpensive parts. The second innovation was to use the now familer band
filter module boards. I was now able to fit everything on a single board,
dispite using mostly 1206 sized passive parts.

As for functions, it only had the basics, because the processor used was an
Atmel 90S2313 with only 2K of memory. It had RIT, keyer with one memory,
Tune up mode, the push button tuning and frequency annunciation.

Only about 50 of the original ATS rigs were produced.

A year or two later, some new parts became available, or I became aware of
them, like the low power AD9834 DDS chip, the TI MPS430 processor and
LM4808 low power headphone amplifier. I decided to try these new parts in a
new ATS design to see if the current consumption could be significantly
reduced. The ATS-1 drew some 50 ma on receive, which was a significant
amount of current.

Thus, the ATS-2 was born. With the new parts, receive current dropped to a
much more modest 25-26 ma, half of what the ATS-1 took. I also made the
board much larger and put it in a plastic box which could also hold AAA
batteries. The larger board allowed parts to be spaced farther apart,
making it easier to build, adding a few slide switches and little volume
control.

With more memory available in the MPS430 processor, DFE mode was added,
along with XIT and the calibration modes. 80 meters was also added, making
it a 4 band rig, instead of just the three bands the ATS-1 did. (40/30/20)

About 100 of these were produced. I might have did more, but the plastic
box which was supplied had the front silk screened. This I did myself,
which turned out to be a mistake. Most of them turned out okay, but not
great. It was a lot of work. I resolved to go back to the Altoids tin
formate. While some liked the larger form factor of the ATS-2, most still
wanted the smaller Altoids size rig. Besides, the KX1 came out about then
and I wanted to have the smallest, lightest rig there was.

So, back to the Altoids sized rig with the ATS-3, followed by the 3A and
finally the 3B, each which had incermental improvments from things learned
from the previous design.

72,
Steve, KD1JV
"Melt Solder"
White Mountains of New Hampshire
http://kd1jv.qrpradio.com

 

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Links 〜 リンク集〜

ATS-3B

KD1JV Designs … KD1JVのページ。
THE ATS-3B … ATS-3CやATS-4が登場すると同時に消えるであろうページ。
KD1JV ATS-3B Product Reviews … eHam.netのレビュー。
OK1IAK ATS-3b extensions … 改造集。

Live Long and Brasspounder … 2007年10月〜11月に製作記。
GLB's blog … 2007年9月〜11月に購入から変更申請までの記述あり。 他にも自作関連記事満載。
errorlog.ssw … 購入から変更申請、ATS-3Bの仕組みなど。
QRPな自作の日記 … ATS-3Bを参考に自作機でデジタルモードを。2007年10月28日以降の日記。

ATS-3A

(準備中)

ATS-3

KD1JV Appalachian Trail Sprint-III Product Reviews … eHam.netのレビュー。

(準備中)

ATS-2

KD1JV(Melt Solder) Kits: AT Sprint II transceiver Product Reviews … eHam.netのレビュー。
AT Sprint 2 Transceiver - Built by AL7FS … ATS-2製作前にSMDの半田付けについて。

ATS

AT Sprint 製作記録 … 初代ATSの製作記事。

 

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